トップページ > 相続専門行政書士のよもやま話 > 死後の手続きはこんなに大変です
死後の手続きはこんなに大変です
板橋の相続専門行政書士の中田です。
先日本屋さんでこのような本を見つけました。
おとなの週刊現代
読めば読むほど、やっぱり死後の手続きは大変だなと思います。
あるご相談者は
「家族が亡くなった時に読む本」というようなタイトルの本を途中まで読んで、
やっぱり自分でやるのは無理だと諦めて依頼することにしたと仰っていました。
*******************************************
さて、本日のお題
死後の手続きのうちの一つに
葬儀や埋葬の手続きをした方が請求できる
「葬祭料」
「埋葬費(料)」
というのがあります。
国民健康保険に加入していた方については市区町村で
社会保険に加入していた方については健康保険組合で
申請手続きを行います。
何が違うか。
「葬祭料」
は葬儀を執り行ったことに対する給付
「埋葬費(料)」
は火葬・埋葬を行ったことに対する給付
それぞれ領収書の原本を添付して申請します。
葬祭料も埋葬費も
それぞれ葬儀を執り行った方、埋葬をした方が請求します。
通常はご家族が手続きをします。
市区町村や加入していた健康保険組合によって金額は異なりますが
5万円から7万円が一般的。
これは亡くなった方の財産には含まれません。
それぞれ要件が多少異なるので確認しながら手続きをすることになるのですが
身寄りのない方が亡くなり、相続人以外の人が葬儀・火埋葬した場合でも受け取れるケースもあります。
諦めずに一旦確認してみましょう。
領収書の宛名は申請者の名前がフルネームで書かれていること等細かい要件があります。
手続きをよく分かっている葬儀社さんだったら大丈夫だと思いますが
うっかりすると受け取れない場合があります。
このようにひとつひとつ確認しながら手続きを進めていくことになります。
死後の手続きは大変なんです。