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株式を預かっているのは証券会社だけじゃない!①
板橋の相続専門行政書士 中田です。
相続では、ご家族の生活が一変します。
次から次にやらなくてはならないことに追われます。
普段目にしない書類の数々に悲しんでいる暇もありません。
普段、何でもないときなら間違いも少ないのですが
精神的に不安定なときに、落ち着いて出来るはずもなく、
不備が見つかり何度もやり取りすることになり、
疲れ切ってしまう方も少なくありません。
分かりにくい財産に株式があります。
生前に株取引をしていた場合の調べ方。
証券会社には通帳というものがありません。
家族は、定期的に送られてくる
「取引状況のお知らせ」や
「年間取引報告書」
「株主総会のお知らせ」
「株主優待」
「株式の配当の通知」
等々で
「たぶん株を持っていたと思うんです」と仰います。
まずは、それを手掛かりに探します。
それで見つかればラッキー!
まったくどこにあるか分からない、
複数の証券会社と取引していた形跡がある。
そんな場合、
というところに開示請求をします。
これで一見落着。
ところで、
証券取引所に上場している株式は
平成21年(2009年)に紙で発行されることがなくなりました。
「証券電子化」というヤツです。
そう言えば、そんなCM見た記憶あるなという方もいるかと思います。
「手元にある紙の株券が無効になりますよ~!」と呼びかけていました。
証券電子化以前から株取引をしていた方
要注意です。
「父が取引していたのは〇〇証券だけなので、
株はそこにしかないと思います」
よくよく調べると、そうではない場合があります。
さて、どこにあるかと言うと・・・
次回に続きます。