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今どきの相続事情④ 日本にある銀行の数って?
板橋の相続専門行政書士 中田です。
東京では桜の見ごろも終わってしまいました。
春とは思えないような肌寒い日もあり、4月とはいえ朝晩は暖房に頼ることが多いこの頃です。
気温の高低差はご高齢の方には身体に大きな負担となります。
お部屋の温度調節にはくれぐれもお気をつけください。
さて、行政書士がおこなう相続手続きの中で、金融機関の調査や解約が主な業務となります。
銀行と言っても、メガバンクから信用組合、労働金庫、証券会社と多岐にわたります。
沢山の銀行手続きを行ってきましたが、それでも初めてという金融機関も出てきます。
地方銀行や、地方の信用金庫など。
銀行っていったいいくつあるのだろう?
ふと思いました。
調べたところ2021年3月31日現在、1,364行が登録されているそうです。
財務省のホームページに一覧がありました。
亡くなった方の取引口座の全てが、住んでいた土地の最寄りにあるだろうと思うと、意外とそうではなかったりします。
例えば過去に住んでいた場所で、その土地にしかない金融機関の通帳をお持ちだった、とか。
通帳が出てこなくても過去に取引していた形跡がある、例えば定期預金についてお知らせのハガキが出てきたり。
古いキャッシュカードだけ残っていたり。
現在どうなっているのか調べる必要も出てきます。
調べる方法は・・・?
『一行ずつ問い合せていく』
しかありません。
かなり地道な作業です。
結果、定期預金は満期で既に受け取り済で残高はなくても、普通預金の口座が休眠口座として残ってるのが判明した、こんなこともザラにあります。
銀行ごとに準備する書類や記入する書類の書式が異なるため、
弊所でも初めての金融機関は先方に問合せしながら、スムーズに手続きがおこなえるよう進めていきます。
ご自身で出来そうな簡単な手続きと思い進めていても、行き詰ってしまう方も多いのが銀行手続きです。
そこはぜひお任せください。