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お一人さまの相続対策①

いたばしの相続専門行政書士の中田です。

 

近ごろ世の中は暗いニュースが続いていますね。

コロナウィルスで沢山の方がお亡くなりになったとニュースで報道されています。

悲しいことに、この病気で亡くなると、ご家族がご本人に会うことが出来なくなるそうです。

 

志村けんさんがそうだったように、荼毘に付され、ご遺骨になってからやっと家族の元に帰ることができることになります。

きちんとお別れできなのは、家族にとってとても辛いことだと思います。

 

私ごとですが、叔母が昨年亡くなりました。

最期の何年かは施設に入居していました。

結婚はせず、バリバリ働く女性だったのですが、病気に罹りやむなく早期退職し、その後は入退院を繰り返していました。

 

一人暮らしだったため、姉妹である私の母や母の姉が代わる代わるお見舞いに行ったり、入退院の手続きに付き添ったりしてきたのですが、姉妹も高齢です。

私の母にいたっては腰を悪くして、一時動けなくなってしまったこともあり、遠出をするのは難しくなってしまいました。

 

その後、後見人が付いたという知らせがあり母も安心していたのですが、残念ながら昨年の終わりに亡くなってしまいました。

 

叔母は生前、遺言書を残していたそうで、残された財産に関してはその遺志に従うこととなりました。

 

困ってしまったのは葬儀や納骨です。

母は当然、後見人さんがやってくれるものと思っていたようです。

後見人さんのお仕事は叔母が亡くなるまでの財産の管理なので、その後の葬儀や納骨については本来のお役目ではありません。

 

後見人さんも家族がいる以上勝手は出来ないので、葬儀は家族に執り行ってもらいたいということでしたが、母も身体の自由が利かない、母の姉も90近く一人で遠出ができず、どうにもならず困り果てていました。

 

結局、後見人さんにお願いし、何とか葬儀を執り行うことが出来ました。

姪や甥である私たちに葬儀に参列して貰えないかと前日に連絡が入りましたが、仕事があったため行くことが出来ませんでした。

 

実は私が叔母の死を知ったのは、この葬儀のことがあった時点でした。

もう少し早く教えてよ、と思いましたが仕方がない。

 

当たり前のことですが、人が亡くなることや葬儀は事前に予定が立っているものではありません。

母も動揺していたのでしょう。

そんな時は冷静な判断が出来なくなるのも仕方ないことです。

実の妹の葬儀に立ち会えなかったこと、何も協力できなかったことを酷く悔いている様子でした。

叔母の遺品や写真は母の元に送られてきて、せめてもと毎日その写真に手を合わせています。

 

長々と自分事を綴ってしまいましたが、このような家族はこれから増えていくことと思います。

そんな時、私の母のように困ってしまう人を減らすお手伝いができる方法があるのです。

 

それをこれから順番にお伝えしていきたいと思います。

 

 

 

 

 

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