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遺言書についてのご質問
いたばしの相続専門行政書士 中田です。
とても気持ちの良い週末ですね。
10月中旬の陽気だとか。
個人的には寒さが苦手なので暖かいのはとても助かります。
ただこの数年「日本の四季」というものが失われてきているように感じます。
さて、遺言書のことが気になっているという方から
こんな質問を受けました。
【質問】
「いつ書けばよいの?」
70代半ばの方からのご質問。
「多少の持病はあるけれど、まだまだ元気だし、
すぐにどうこうなることはないと思う。」
【回答】
遺言書はお元気なうちでないと書けません。
もし少しでも心に引っ掛かることがあるならば検討した方が良いでしょう。
家族の手を煩わせないため。
余計ないさかいを避けるため。
一番大切なのは自分の想いを届けるため。
「うちは大した財産もないから大げさじゃない?」
って思うかもしれません。
財産の多少にかかわらず揉めるときは揉めます。
数百万円の遺産で揉める方もいます。
ちなみに平成29年に家庭裁判所に持ち込まれた
遺産分割の争いの75%は財産が5千万円以下の方です。
ご自宅の土地建物、その他預金など。
財産に分けにくいものがあって
きっちり平等にならないので不満が出てしまうんですね。
ご自身で分け方を決めておいてあげましょう。
子供たちが何とかしてくれるだろうは、とっても危険です。
円満な相続を願うならご自身が、そうなるようにしておくのがいちばんです。