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やっぱり多い「どうしたら良いかわからない」という相談

いたばしの相続専門行政井書士 中田です。

 

関東地方は梅雨まっさかりで、すっきりしない日々が続いていますね。

みなさま、お変わりなくお過ごしでしょうか。

あじさい

 

先日、以前の職場で一緒に働いていた電話が掛かってきました。

とっても久しぶりだったので、どうしたのかと思ったら

 

「叔父さんが亡くなって、これからどうしたら良いのか分からない」

 

その方は、私が相続の仕事をしているのを思い出し、電話をくれたそうです。

 

覚えていてくれたこと、頼ってきてくれたことがとても嬉しかったです。

 

話しを聞いてみると、

 

叔父さんには奥様がいてお子さんがいらっしゃならいということです。

 

そうなると相続人は、

まずは奥様。

そして第二順位のご両親・・・ですが、

ご両親も既に他界しているということなので

第三順位のご兄弟が相続人になります。

 

彼女は・・・というと、第三順位のご兄弟の子供ですが

ご兄弟にあたるお父様が亡くなっているため、

彼女が亡くなったお父さんの代わりの相続人(代襲相続人になります。

 

叔父さんとはあまり会ってもいなかったし、自分は関係ないと思っていたけど、

どうやらそうではないらしいと気付き、慌ててしまったようです。

 

さらに聞いてみると遺言書(どうやら公正証書遺言)が残されているようです。

 

亡くなった叔父さんの奥様は施設に入っているそうです。

その奥様の生活を心配して準備しておいたものと推測されます。

 

遺言の内容とおりに実行する人(遺言執行者)は誰に指定されているかを訊ねたところ、

身内ではない全く知らない人が指定されているということ。

 

おそらく専門家が指定されているようでした。

 

「でも全然関係ない赤の他人だから」

 

どんな人が遺言執行者になるのか、

今後の手続きについて説明したところ、少し安心したようです。

 

自分たちで何とかしなくてはらないと思っていて

自分は遠方に住んでいるし仕事もあるので、なかなか時間が自由にならない。

親戚からちょくちょく相談の電話が掛かってくるらしく、

聞かれても自分も分からないので困っていたそうです。

 

今回は相続人に認知症の方がいたりと、

遺言書がなかったら手続きが大変なケースだったようです。

 

遺言書の内容までは聞いていませんが

「遺言に書いてある手続については遺言執行者が全部やってくれるよ」、

と彼女に伝えたところ

 

「そういうものなの?」

 

あまりピンときていない様子でしたが

 

「私も、今後のこと考えておかないといけないわねぇ」

としみじみ言ってました。

 

念のため、遺言執行者が就任しなかった場合についても伝えておきました。

 

自分の体験こそ、考える良い機会になるんですよね。

 

相続は頻繁に体験するものではありませんから、分からなくて当たり前です。

精神的にも不安定になるときなので、あれこれ重なるとイライラもしてきます。

 

私のところには「どうしたら良いか分からない」という相談、多いです。

当たり前だと思います。

何を聞いて良いかわからなくても、まずはご相談ください。

一つずつ整理して、手続きをサポートします。

 

 

 

 

 

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