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相手の立場に立つことの難しさ
板橋の相続専門行政書士 中田です。
今年も桜の季節になりましたね。
春は出会いと別れの季節。
相続はご家族とのお別れの場面です。
私の仕事は、直近でご家族を亡くされた方とお話をすることになるのですが
なるべく相手の気持ちに配慮するよう気を配ります。
相手の立場に立つ。
簡単なようでとても難しい。
本当の気持ちは、その人にしかわかりません。
私も家族を亡くしていますが、それはもう20年も前のこと。
当時の気持ちを思い出すことは出来ますが
経過した時間が傷を癒しています。
最近、気付くと対応が事務的になっているかな、と感じることがあります。
「手続を早く終わらせて安心させてあげたい」
全てがその一心から来るものなのですが。
何度も手続きを経験している私と、すべてが初めてのご相続人とは
受取り方も感じ方も違うことを常に意識しなくてはなりません。
全てが初めて聞くこと、
普段やったことのない手続き。
あちこちから様々な書類が届いて、どこから手を付ければよいか分からない。
混乱するのは当たりまえです。
相手の気持ちに寄り添う。
肝に銘じなくては。
そして今日も手続きに奔走しています。